働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

脳卒中の急性期における効果的なリハビリ方法

     脳卒中の急性期における効果的なリハビリをレポートします。

     脳卒中は症状や後遺症に、個人差が大きく

     全ての方に該当するとは限りませんが、

     半身麻痺の症状が現れている方に効果的なリハビリ方法を

     私が経験した範囲でリハビリのポイントを説明いたします。

 

     急性期とは発症してから概ね1ヶ月以内の時期のことです。

 

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  ★急性期(発症後約1ヶ月以内)

  発症した直後の状態ですから、症状も精神的にも不安定ですが、

 投薬など一応の処置が終わったらすぐにリハビリを開始することが大切です。 

 

  もちろんベットから起き上がれない状態だと思うので

  理学療法士にベットに来てもらって、

  麻痺している半身を曲げたり伸ばしたりの運動をしてもらいます。

 

  以前は脳卒中はできるだけ安静にという考え方でしたが、

  それでは麻痺症状が固定されてしまうことがわかり、

  現代医学では次の日からでもリハビリが開始するのが一般的になりました。

 

一昔前までは、脳血管障害で片麻痺などの障害を発症した患者さんは、

まず一般病院に入院 し、安静、加療の後

リハビリテーション専門病院に転院してから、

ゆっくりとリハビリテーションをして 行くという考え方が一般的でした。

最近では、急性期から無理のない範囲で可能な限り体を動かすことが

その後の機能回復に大変良いことが医学的に証明され、

脳血管障害のリハビリテーショ ンは急性期より開始することが重要である

ことが認識されるようになりました。

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    もし、親しい方が脳卒中で入院されて、

    理由もなく発症後1週間もリハビリが施されないようであれば、

    病院に対して要望する必要がありますし、

    場合によってはセカンドオピニオンの必要があるかもしれません。

 

        この時期のリハビリ開始の遅れは、

      回復に致命的な遅れが生じるかもしれません。