働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

脳梗塞を早期発見するために予兆症状を見分けるポイント 

  脳梗塞を早期発見するためには、本人の自覚症状はもちろん大切ですが

  身近な人が予兆を発見することも需要になります。

 

  脳内出血やくも膜下出血は、突然に症状が現れますが、

  脳梗塞は本人もきづかないような予兆が多く見られる場合があります。

 

  予兆症状に身近な人が気づくことができれば

  大きな梗塞を防ぐことができ、長期入院や後遺症を防止することが可能です。

 

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     脳梗塞の予知症状発見のポイント    

   1、言葉  ろれつが回らなくなる。

         本人はきづいていなくとも、ろれつが回らなくなる

   2、顔   顔が歪んでいないか。

         左右どちらが歪んでくることがあります。特に口元。

   3、腕   両手を前にだしたとき、麻痺した方だけ下がる

 

   このような症状が現れても一旦収まり、数日あるいは数週間後に

   大きな脳梗塞を発症するケースもあります。

 

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   症状が収まったからといって放置せず必ず脳神経外科を受診して

   CT,MRIなどの精密検査を受けることが必要です。

 

   また、末端の毛細血管が梗塞を起こしている場合は、

   CTやMRIでは発見できないこともありますので、

   病院に正確な症状を伝え、血管造影剤などで

   さらに詳しい検査を行う必要な場合もあります。

 

   こうした判断をするためにも、本人の症状を

   メモしておくことが重要になります。

 

   また、脳の疾患だと推定される時には、

   総合病院よりも脳神経外科専門病院を受診することもポイントの一つです。

 

   CTやMRIも脳疾患のための最新設備が導入されていたり、

   高気圧酸素治療装置などが整備されています。

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  地域では、脳疾患専門の評判のいい病院があると思いますので、

  事前に予備知識を備えておくことも大切なことです。

 

       もし脳梗塞を発症したら

1、横にする。麻痺している側がわかったら、麻痺している側を上に。

2、ネクタイ、ベルト、靴、靴下、時計など体を締め付けているものを緩める。

3、むやみに動かさない。(もし動かす必要があれば毛布などに包んで動かす)

 

 一刻も早く救急車で病院へ(発症から3.5時間以内)