リハビリ
★回復期(発症後2ヶ月~半年)の効果的なリハビリ 急性期のリハビリを終えると、症状も安定し精神的にも自分の状態を 受け入れることができるようになっていると思います。 この時期のリハビリのポイントは 「24時間、365日リハビリ」です。
脳卒中の急性期における効果的なリハビリをレポートします。 脳卒中は症状や後遺症に、個人差が大きく 全ての方に該当するとは限りませんが、 半身麻痺の症状が現れている方に効果的なリハビリ方法を 私が経験した範囲でリハビリのポイントを説明いたします。…
以前にもリハビリを早期開始する重要性を書かせていただきました。私が、曲がりなりにも社会復帰できた経過を振り返ると急性期といわれる発症から1ヶ月の間のリハビリが 最も重要であったと感じています。
脳内出血発症から1ヶ月が経過しました。左半身が全く動かない状態から 上肢については5本の指をある程度自由に動かすことができ、 とても重いのですが腕の上げ下げもできるようになりました。 腕と手も連動して動くようになりました。
▼平行棒訓練 回復の遅れていたPTでしたが、 車椅子から平行棒に移り歩行訓練ができるようになりました。 リハビリでよく見る光景ですね。 やっとここまでくることができたと、少し安心しました。
腕に限らず足でもいいのですが、 動かしたりすることよりも静止させるリハビリの方が大変でした。
入院後2週間が過ぎた時に、主治医から 「もう少し回復したら、リハビリ専門の施設に転院しましょう。」 といわれてびっくりしました。 やっと車椅子で移動できるようになったばかりなのに なぜ転院をしなければならないのかよくわかりませんでした。
苦しいことも多かったリハビリです。 普通の日常生活がおくれないことの精神的なストレスも多々ありました。 どこまで回復できるのか先の見えない不安も大きかったです。 担当医の説明についても煮え切らない説明で不満でした。 そんな暗く沈みがちだった日…
この時期以降、必死になってリハビリに取組みました リハビリを必死になってやれた理由 ・脳内出血発症は自己都合(原因)であり、生活がかかっていること ・担当医の方から、回復の目安説明が得られなかったこと ・勤務先の上司から、早く職場復帰して欲し…
PTの担当はOT担当の女性とは違って若い男性です。 機能の回復訓練なので支える力が必要ですから、 男性が多いのかと思っていました。 若い方ですがとてもしっかりした明るい好青年でした。
2~3日かけてやっと親指を曲げたり伸ばしたりできるようになりました。 次は、親指とひとさし指を動かして棒をつかむ訓練です。 直径2cmくらいで、長さ15cmくらいの丸い棒が 穴があいた箱に何本も立てられています。
OT、PTのリハビリテーション専門職の力をかりて いよいよ本格的な訓練の開始です。
▼言語障害 私はお世話になることはありませんでしたが、 左脳にて脳内出血、脳梗塞を発症した場合には、 身体の障害に加えて言語に障害がでる場合が多いのです。 あの長島茂雄さんがそうです。 快活なしゃべりが特徴であった長島さんですから、 言語障害は惜…
車椅子での移動が容易になり いよいよリハビリ室での 本格的なリハビリが始まりました。 午前中OT(作業療法士によるリハビリ)が1時間 午後 PT(理学療法士によるリハビリ)が1時間 両方とも1時間が標準で行われますから、 リハビリ室で1日2時間リハビリを…
・脳卒中とは 脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血の3種類で、 脳の血管の障害が原因となって脳が正常に働かなくなる病気を まとめて脳卒中といいます。 ・脳内出血とは 脳の血管が破れて、脳の内部で出血するものです。 脳内出血は高血圧そのものが原因となって…
発病から1週間ほど経過して脳の状態が落ち着いてきたので ベットまで理学療法士の方がきて下さって ベットの上でリハビリが開始されました。
この頃は気持ちにとてもそんな余裕はなく、 脳内出血におけるリハビリテーションの意味や脳内出血発病直後なのに、 なぜ病室まで来て早くリハビリテーションを始めるのかわかりませんでした。