働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

生命保険の医療給付金終了(120日)と同時に退院しました。

 入院してから120日が経過して生命保険の給付が終了しました。

回復状況は、OTについては日常生活を送っていくのに支障はない状態です。

PTは、上肢については「リハビリでの回復はここまででしょう。」

といわれるまで回復しましたが、

下肢の方は、足首に装具をつけないとスムーズに歩行ができない状態です。

 

 

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左手の握力は、右手の約半分しかありません。

歩行速度を測定しましたが、25mを30秒くらいかかっていました。

 

これ以上入院していても、著しい回復は見込めない以上、

入院していても費用がかかるばかりです。

あとは職場復帰して日常生活に慣れていくしかありません。

いつまでも病人気分でいてもしかたがありません。

退院後1ヶ月すれば正月だったので、自宅療養ののち職場復帰する

ことにしました。

 

振り返れば発症したのが夏の真っ盛りの7月31日でした。

汗でビショになりながら必死でリハビリしたのが、懐かしく思いだされます。

どこまで回復することができるのか全く予想できなかったので、

とにかく1日1日できることをやるしかありませんでした。

 

回復状況に完全に満足できるわけではありませんが、

左手の指が滑らかにそれぞれ独立して1本1本動くのをみて、

少しほっとする気持ちが湧いてきました。 

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入院生活も4ヶ月となりそろそろ自宅が恋しくなってきたので、

退院にはちょうどいい時期かもしれません。

3か月間お世話になった吉備リハを後にして

懐かしい我が家に帰還しました。愛犬も待っていてくれました。

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決して脳内出血を発症することを予想していたわけではありませんが、

数年前にマンションを購入していました。

もちろん、この立地条件で戸建てを購入する資金はなっかたためですが、

エレベーターがあり部屋は平面(平屋)ですから生活するのはとても楽でした。

さあやっと職場復帰に向けた第一歩を踏み出すことができました。