働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

脳卒中回復期にぜひ取り組みたい東洋医学リハビリ

          回復期には、『24時間365日リハビリ』が大切ですが、

          脳卒中ぼリハビリには、訓練のしやすい箇所

          反対に訓練のしにくい箇所があるのです。 

     

          いいかえると、力の入りやすい箇所

          力の入りにくい箇所と言えるかもしれません。 

    

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     ★リハビリ訓練のしやすい箇所

       訓練しやすい箇所(力の入りやすい箇所)といえば、手の指です。

       みなさんも自分手の動きを考えてみて下さい。

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           物を握ったり細かい動きが必要なので、

           手には力が入りやすくなっているのです。

            特に物を握る動きですね。

 

       個人差はありますが、硬直が激しくなければ手の機能回復は

       リハビリの頑張りによって相当の回復が期待できると思います。

 

  

      ★リハビリ訓練のしにくい箇所

          反対に、訓練しにくい箇所(力の入りにくい箇所)は、

          足の指(小指)です。 考えてみてください。

          歩く時に足の小指を上げようと意識して歩いていますか? 

 

          足の親指は歩く時に持ち上げようと意識しているかもしれません。

           しかし小指は、意識しなくても勝手に親指ついてきているのです。

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       この勝手について来ている箇所ほど、訓練のしにくい箇所はありません。

 

             人間の身体は本当によくできています。 

             力を入れて動かす必要のない箇所は、

             自然に他の動きに連動して動くようになっています。

 

             これではリハビリ訓練の方法がありません。

 

           手の指は一生懸命動かそうとすることによって、

          少しずつですが動かせることができるようになりました。

 

         しかし、足の親指を上げようと訓練することはできても、

         小指を上げようとする訓練はできないので、

         どうしても足を水平に保つことができないのです。

 

         歩行の際に左足を上げると、小指が下がって斜めになります。 

         そのため、装具という補助用品を使用しなければなりませんでした。

         装具の装着は、毎日のことですから、煩わしくなってしまいます。 

 

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     東洋医学リハビリ

       では効果があるリハビリの方法はないのでしょうか。

       私は、力の入りにくい箇所は東洋医学リハビリが有効だと

       退院後の鍼灸院体験で学ぶことができました。

 

       鍼、マッサージ等によって訓練しにくい箇所(力の入りにくい箇所)を

       強制的に動かせるリハビリを行うのです。

     

       近年、リハビリ病院内に鍼灸師柔道整復師が常駐している病院も

       みられるようになりました。本当に有り難いことです。

   

       私は、西洋医学と東洋医学が融合したリハビリがもっと

       一般の病院にも普及していくことを心から望んでいます。