働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

脳内出血発症から5ヶ月経過して職場復帰することができました

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4ヶ月の入院、1か月の自宅療養、年末年始を経出社することにしました。

自宅からバスでの通勤です。自家用車での通勤は会社から許可がおりませんでした。

 

 職場に提出した報告書の内容です。

私は住宅メーカーの不動産開発・管理などの技術業務に携わっていました。

 

            病 状 報 告 書

 

長い間、療養させていただき誠にありがとうございます。

おかげ様で、日常生活に大きな支障がなくなるまでに回復することができました。

こころより御礼申しあげます。

今後は、業務に慣れる訓練を行い、

来年1月より職場に復帰させていただければと考えております。

以下具体的な病状について、ご報告申し上げます。

 

全体的な症状

・右半身は、発病前と変わらず正常に動きます。
・ 左半身は、運動機能障害及び手、足先、顔面に軽い痺れが残っています。
・ 下肢より上肢の方が回復はすすんでいます。
・ 手足とも重く、疲れやすくなっています。
・ 手先の細かい作業は、困難な場合があります。
・ 右半身が正常なので字を書くこと、食事などに支障は、ありません。
言語障害は、ありません。
・ 記憶、判断力等の障害(高次脳機能障害)は、ありません。
  (専門病院にて検査により確認済みです。)
・ 障害者認定は、発病して半年経過以降してから認定されますので、

  来年年1月末頃認定の予定です。

  担当医からは、「5級か6級」ではないかとのことです。
・ 病状について、今後大きく回復する見込みは少ないそうです。
・ 就業中の通院等は特に必要とは考えておりません。

事務作業について

・ 左手は右手と同じようにキーボードを操作することはできませんが、

  右手を補助して両手での入力が可能です。

・ 左手の微妙な動き、細かい作業は困難です。

・ 左手握力が低下しています。右手の半分くらいです。

・ 左足首が上がらない為、装具及び杖を使用しての歩行となります。

・ 室内では、杖がなくても歩行可能です。

・ 足場の悪い現場、長時間の歩行、起立は困難です。

・ 階段の昇降には、手すりまたは杖が必要です。

  特に降りる時に転倒しないように注意が必要となります。
・ 杖を使用してもゆっくりとしか歩けず、健常者の約半分位の歩行スピードです。

 

車両の運転について

・ 右半身は元通りなので改造することなく通常の運転が可能です。
・ 警察関係は、免許センターにいき適性検査を受けてみます。
・ 自動車任意保険の関係は、免許の条件が変わらないので問題ないとのことです。

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以上のような病状です。自分としては、今後の業務への慣れ、体力の回復により、

少し時間はかかるかもしれませんが、発症前の業務は可能と考えております。