働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

脊髄損傷・頸椎損傷のリハビリ専門病院を検索してみました

プロスノーボーダー岡本圭司さんの転倒事故からブログを読んで

脊髄損傷・頸椎損傷のリハビリ専門病院はないのかと思い検索してみました。

全ページを確認したわけではありませんが、

脊髄損傷・頸椎損傷のリハビリについて取り上げていたのは、

2つの病院しか見当たりませんでした。

 

  

2つの病院の内、明確に脊髄損傷リハビリ専門病院を名言しているのは、

独立行政法人吉備高原医療リハビリテーションセンター(通称:吉備リハ)でした。 

      f:id:syosakoi:20150608225016g:plain

<吉備高原医療リハビリテーションセンターのHPから引用しました。>

こ の度は、吉備高原医療リハビリテーションセンターの

ホームページをご覧くださいまして心より御礼申し上げます。

この「脊髄損傷を負われた方とその ご家族へ」は、

脊髄損傷というけがを負い、これから社会の生活に戻る準備をされる方のために

少しでもお役に立てばという気持ちで作らせていただいたページ です。


さて、時代とともに医療の制度が変わる中、

我が国における脊髄損傷のリハビリテーション医療のシステムも

変更を余儀なくされました。

以前は受傷後、搬送 された医療機関で脊椎手術などの急性期医療を受け、

その後も同じ医療機関で家庭や職場に戻るまで

リハビリテーションをするのが普通でした。

 

ところが、医療 の内容が高度になるにつれ医療機関の役割分担が生じ、

今では急性期医療を行う医療機関と

その後の社会復帰までを担当する医療機関は明確に分かれています。

したがって、多くの方は、急性期医療を受けた後は他の医療機関に移り

社会復帰のためのリハビリテーションを継続しなければなりま せん。


当センターは、そのための専門病院です。

当センターで入院をしてリハビリテーション治療を受けておられる70~80%は、

けがや病気で脊髄損傷を負われ た方です。

 

脊髄のけがや病気の場合、麻痺が回復する方もおられますが、

程度の差こそあれ通常は残存します。

したがって、それを補う生活方法(「歩くことが困難 ならば車いすを使う」など)を

獲得するための訓練が必要になります。

 

また、脊髄損傷には麻痺以外の合併症

(直腸や膀胱、皮膚、体温調整、血圧に関するも の)が生じますが、

社会に戻った時にご自分もしくは介護者の方自身で、

その管理ができるような技術や知識の習得も必要です。

さらに、生活様式が変わること に対する生活環境の整備(家屋の改造など)や

学校や職場との調整などが必要になります。

リハビリテーション医療では、病気やけがの治療だけでなく、

社会に 戻るためのあらゆる準備を、その方に適切な期間を設定して行います。

当センターは、これを実践している専門病院です。

          


今、これを読んでいただいている脊髄損傷を負った方やご家族は、

社会に戻れるのかを非常に心配し、不安に思っていらっしゃると思います。

過去に当セン ターにて医療を受けていただい方々も、

最初は同じようなお気持ちでした。

ただ、当センターの過去5年間の結果を見ていただいてもおわかりになるように、

多 くの方がリハビリテーションの訓練に励み、合併症の管理を身につけ、

障害を残しながらも社会に戻られています。

当センターには、国立吉備高原職業リハビリ テーションセンターが隣接しており、

職業復帰のためのリハビリテーション医療にも力を注いでおります。

特にお若くて、自立度の高い日常生活が将来予想され る方の場合は、

当初からお仕事や学校に戻ることを全職員が当たり前として考えている病院です。

     f:id:syosakoi:20150608225312j:plain


急性期医療を受けておられる方、あるいはそれが終了し、

次のステップを考えなければならないが、

どうしてよいかおわかりにならない方、是非、下記にご連 絡下さい。

遠方の方もご心配は不要です。

        f:id:syosakoi:20150608225351j:plain

過去5年間の治療成績からもお分かりになりますように、

外傷性脊髄損傷を負われた方の50.9%が岡山県以外から 来られています。

また、医学的な理由で当センターへの受診が困難な場合、

入院中の医療機関のお許しがあれば、

こちらからお伺いし直接説明できる場合もござ います。

当センターで入院にてリハビリテーション治療を受けていただくのがよいのか

診察をさせていただきます。

お問い合わせ先
吉備高原医療リハビリテーションセンター 相談室
TEL: 0866-56-7046(直通)
 月曜日~金曜日(祝祭日・年末・年始を除く)
 8:30~17:00
e-mail: soudan@kibirihaH.rofuku.go.jp

<吉備高原医療リハビリテーションセンターのHPから引用しました。>

 

私が脳内出血のリハビリでお世話になったので、

職リハを併設している医療環境は自信を持ってお薦めできます。

 

国立吉備高原職業リハビリテーションセンター

(通称:職リハ)

 

脊髄損傷・頸椎損傷の場合は、もちろん個人差があるので一概には言えませんが

障害が残る可能性が大きいそうです。

リハビリも回復を目指すというより、現状を認め、

残った能力を使っていかにうまく日常生活を送ることができるかが目的になります。

ある意味きつく・つらいリハビリだと思います。

入院生活も長くなります。私が入院していたときに、

脊髄損傷・頸椎損傷の方で2年間も入院されている方がおられました。

 

 

吉備リハでリハビリを行いながら、

職リハで社会復帰に向けた訓練を受けることができるのです。

全国でも数少ない施設が併設されているわけですから利用しない手はありません。

脊髄損傷・頸椎損傷の場合、

ご本人・ご家族とも多くの不安を抱えられていると思います。

相談できる病院も少ないのではないでしょうか。

 

吉備リハは、全面的に脊髄損傷・頸椎損傷の専門病院を名言されていますので、

ぜひ一度相談されてみてはいかでしょうか。