働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

東洋医学の鍼灸院に通院しています。手・腕の動きがよくなりました。

東洋医学鍼灸院に週1回通院を続けています。

自分では相当回復したと思っていた上肢ですが、

まだ動いていない筋肉があり、鍼を打ち微弱電流を流したあと

先生による強制ストレッチでは思わず悲鳴をあげていました。

 

病院でのリハビリは、急性期には、まず動かせることに主眼がおかれていました。

手を握ったり開いたりする動きです。

次に腕と手を使って、物をつかんで移動させる動きを加えました。

回復期においても、同様な動きがスムーズに行えるように訓練を繰り返しました。 

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当院で行う腕を動かしながら手首をひねるような訓練の発想がありませんでした。

わかりやすく言うと「おちょうだい」をする動きです。

腕を伸ばしながら手の平を上に向ける手と腕の複合的な動きが必要になります。

 

微弱電流を30分ほど流した後、先生が私の手をもって

引っ張ったり、回したり、ひねったりして

強制的に「おちょうだい」の動きを行います。

そうした治療を2ヶ月くらい継続したと思います。

なんと自分で「おちょうだい」の動きができるようになったのです。

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それと同時に、指先の細かい動きも滑らかになり、

苦労していた左手首のYシャツのボタンを留めることも

以前よりはスムーズにできるようになりました。

 

自分では相当回復したと思っていた上肢ですが、

東洋医学のプロの視点からみると、まだまだ回復する余地があったのです。

また、動いていなかった筋肉が動き始めることによって

鉛のように重かった左腕がずいぶん軽くなりました。

当院の先生は、スポーツ障害治療の経験もあり、

機能回復に関する能力が優れておられると思います。

 

今まで、入院中は西洋医学のリハビリを懸命に続けてきましたが、

東洋医学と融合することにより、より機能回復につながることは確信できました。

ketuatu130.hatenadiary.jp以前も感じたことですが、

リハビリ専門病院においてもぜひ東洋医学の治療を考えていただきたいものです。

  

 

 

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