働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

知人の紹介で東洋医学の鍼灸院に通院することにしました

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職場復帰してから1か月くらい経過した頃でしょうか。

以前住んでいた吉備高原都市の知人から電話がありました。

私のことを聞いて、自分が40肩で腕が上がらなかったが完治したので、

その治療院を紹介してくれるとの電話でした。 感謝

 

足首に装具をつける不自由さに少々まいっていたこともあり

発症してから半年経過していましたが、もし何か治療方法があるのなら

少しでも早い時期にやってみようと思っていたので紹介してもらうことにしました。

                      

紹介してくれたのは、女性鍼灸師が一人で施術されている鍼灸院です。

繁華街の雑居ビル2階にありました。

紹介してくれた人にも「階段が急なので気をつけて」と言われていました。

階段は、聞いていたとおりの急勾配で、何とか登ることはできましたが、

降りるときには、怖くて後ろ向きで降りなければなりませんでした。

 

施術して下さる部屋には、ベット2つと電気治療器が置かれベットの間を

カーテンで仕切るようになっています。一般的な治療院の風景です。

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初日なのでまず、私の障害の現状を把握してもらいました。

自分では相当回復していると思っていた腕の動きもまだまだでした。

動いていない筋肉を強制的に動かされて悲鳴をあげそうになりました。

先生の話によると、足首は脳から一番遠いので回復が遅い例が多いそうです。

 

次に左腕、左肩、左足首周辺に何本もを打ち、

その先に電極をつないで微弱電流を流します。

微弱電流の刺激により、筋肉がピクピクと動きます。

20分~30分くらい微弱電流を流し筋肉に刺激を与えたあと、

動きが悪い筋肉を伸ばしたり、回したり、ひっぱたりして強制的に動かします。

整体というよりは、強いストレッチ(荒療治)と言えると思います。

         

半年くらい動いていない筋肉を無理に動かすわけですから相当な痛みがありました。

小柄な先生でしたが、要領を心得ているためかとても力強く感じました。

そして、施術のあとは体全体がすっきりした感じがしました。

 

今までの病院でのリハビリは安全第一で、

あくまで自分で動くようになることを補助する目的だったので、

この鍼灸院のように動かない筋肉に強制的な負荷をかける運動は

行われてきませんでした。

もちろん西洋医学のリハビリも必要だとは思いますが、

並行してリハビリに対する視点を変えた東洋医学も必要だと思います。  

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個人差はありますが、必ずや機能回復につながると確信しています。


リハビリに東洋医学と西洋医学を融合させたら回復効果があがるのではないでしょうか - 働きざかりの脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

 

 もちろん、すぐに効果があらわれるわけではないので

しばらくの間、週1回通院してみることにしました。

 

※続きます