働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

リハビリの効果が上がる温泉入浴です。整体とマッサージも試しました。

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入院して1ヶ月くらい経過してから外泊許可がでました。

体がこわばっていたのと何とか一人で入浴できるようになったので、

帰宅途中に温泉に立ち寄ってみました。

 

浴槽に入る際には滑らないように注意しながら入りました。

杖を持って入ろうかと思ったくらいです。

久しぶりの温泉は心も体も癒やしてくれました。

 

  麻痺になると神経の指令が届かない

       ↓

     動かない

       ↓

    血流が悪くなる

というパターンで健常な箇所と比較すると麻痺の箇所は血流が悪く冷たいのです。

よく動くようになった左腕や手はそうでもありませんが、

動かない左足、特に足首のあたりは右足とはっきり温度差がありました。

 

触るとひんやり冷たいのです。

同じ麻痺している方の箇所に触ってみて下さい。

とても冷たいと思います。特に全く動かなければ氷のように冷たいと思います。

 

こうして血流の悪くなった箇所も温泉にはいると

血流がよくなり、ほんのりと赤くなり暖まってきます。

リハビリで麻痺以外の箇所にも負担をかけているので、

コリや張りがあったのが少し楽になりました。

 

暖めることで血流がよくなり、回復につながるかもしれません。

それに気持ちがリフレッシュできるので、リハビリに温泉は有効だと思います。

昔から湯治という温泉治療法もあることですから。

自分で入浴できる方は積極的に、もし介助者の助けを借りれば入浴可能ならば、

ぜひ機会をつくって身も心も暖まって下さい。

 

以前の病院ではリハビリの開始前にOTの方が必ず

手のマッサージを10分くらいしてくれていました。

「マッサージありがとう」とう言うと

すぐに「マッサージでなく治療です」と言って怒られていたことを思いだします。

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回復訓練も大切ですが、準備段階で血流をよくすることも大切なことだと思います。

以前の病院ではOTの方にもゆとりがあったので可能だったのかもしれませんが、

吉備リハでは患者さんが多くそこまでの余裕はありません。

 

リハビリにあたって血流をよくすることや訓練する箇所を軟らかくすることは、

回復に効果があると思います。

温泉のあとは発症前によく行っていた整体に行きました。

ここは、ドームのような一人用のサウナがあり、

まずそこへ30分入って汗をだしてから整体を始めます。

久しぶりに体の歪みを修正してもらって体が楽になりました。

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医療法の関係で難しいのですが、

東洋医学と現在の西洋医学を組み合わせることはできないものでしょうか

まだまだ人間の体はわかっていないことばかりです。

東洋医学鍼灸・整体・気の考え方は、

きっと回復促進につながるものと思います。