働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

装具とは?装具の種類,価格や保険摘要の有無!足首に使用する装具をオーダー

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リハビリ専門病院の吉備リハに転院して2ヶ月くらい経過しました。

 

上肢の回復は、まずまずですが、左足の回復がおもわしくないので

補助用品として装具を準備することになりました。

今回は、「装具とは?装具の種類,価格や保険摘要の有無!

私がオーダーした足首に使用する装具」にスポットをあてます。

 

★装具とは?

健常者の方には、聞きなれない

 

OTは、ほぼ日常生活に支障がないように回復し、

細かい動作もかなりできるようになりました。

しかし、PTはやはり足首の動きが悪く、長時間の歩行は難しい状態でした。

 

足首に電気を通して刺激を与えてみたりしましたが、反応してくれません。

これ以上の回復の見込みがたたないとの判断で、

補助用品として装具を準備することになりました。

L型をしたプラスチックの足首を固定するはたらきをするものです。

 

私の場合は足首だけですが、症状によっては膝に力が入らず(膝折れといいます)

膝まで含んだ装具が必要になる方もいました。

吉備リハには、車椅子や装具を販売している業者さんが常時こられており、

リハビリの時に、寸法を測り、その人にあった装具を製作してもらえます。

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 装具をつけると、膝を持ち上げると同時に足首も下がることなく

一緒に上がりますので、つまずいて転倒することなく、

長時間の歩行が可能になりました。

 

しかし、装着するのがけっこう面倒なのです。

足首だけの装具なので、すぐ装着できるのですが、

よくつけるのを忘れたりしていました。

 

両膝までの装具をつけている方もいましたが、まるでサイボーグのようです。

つける手間もですが、精神的にも、これ以上回復しないんだと

少し寂しい気持ちになりました。装具については、いい思い出がありません。

 

費用は確か3万円くらいだったと思います。

介護保険で9割負担してもらえたと思うので、費用的な負担は少なくてすみます。

 

装具を扱っている業者さんは、その他車椅子なども扱っておられます。

私は、常時車椅子を使用するわけではないので備えつけの車椅子で全く支障はないの

ですが、常時使用する患者さんにとっては、自分の体の一部であるとも言えます。

 

一人一人の障害の度合い、また体格などを調べて1台1台オーダーメイドです。

装具も一人一人に合わせて調整します。

長時間使用する方にとっては、少しの違和感でも解消しておく必要があります。

また、同じ姿勢が長く続くと、床ずれや筋肉痛がおきるので、

それを緩和するグッズ(ドーナツ型のクッション等)も併せて必要になります。

車椅子の価格は20万円以上はしていたと記憶しています。

 

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患者さんも業者さんもご家族の方も真剣でした。

業者さんの担当者には車椅子の方もおられました。

こうした業界にもいろんな人の英知が結集されているんだと感激しました。

日本人の得意な分野だと思うので、世界中の障害者の方に貢献できたらいいですね。