働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

リハビリ専門病院吉備リハでの入院生活です。

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吉備リハでの入院生活は豊かな自然の中でスタートしました。

 

以前の病院は自宅から近かったので

毎日嫁さんが見舞いに来てくれ着替えや身の回りの片付けをしてくれていました。

ところが、吉備リハでは全部一人でやる必要がありました。

気持ちも「自分でやらなければ」という気持ちも強くなってきます。

着替えは、左腕は不自由でも右手を使ってうまくできるようになりました。

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ところがベットまわりの片付けになると

全身を使う必要があるのと、元々無頓着の性格も加わり

看護士さんからよく指摘を受けました。

本や着替えが散乱している状態です。

同室の方ご迷惑をおかけしてすいませんでした。

 

食事についてですが、

病室でも食堂でも食べることができます。

私はもっぱら食堂を使用していました。

明るくてとてもいい雰囲気でしたが、重症の患者さんが多いこともあり

あまり利用されていなかった様なので、

もっと利用がすすんでいけばいいと思います。

 

食事については、以前の病院の方が美味しかったと思います。

量的にももう一品あってもよかったのではないかと思います。

今は改善されているかもしれません。

 

トイレについては、全て身体障害者用のトイレになっています。

車椅子で使用可能なスペースが確保されており、

何かあってもすぐに介助の方が来れるような構造になっています。

身体障碍者用のトイレの集合体でした。

 

次に入浴ですが、脊損などの方のためにリフトを使った入浴になります。

私も入院当初はこの入浴方法でした。別名【王様風呂】と呼んでいました。

一人の入浴に2~3名の看護助手の方が配置されており

ほぼ自分では何もしなくても入浴できました。

脊髄損傷や重度身体障害の方はとても助かると思います。

ところが、リフトで浴槽に入るので、お湯の表面から少ししか湯につかれません。

入院後半には別の自分で入浴するように変えてもらったので、たっぷりと温まること

ができました。

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やはり王様より自分でできることは自分でやる方がいいようです。