働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

吉備リハは施設ばかりでなく自然環境もとても素晴らしいです。

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吉備リハは、民間では考えられない素晴らしい施設ですが、

自然環境も素晴らしいものがあります。

吉備高原都市そのものが深い緑につつまれています。

  

 休日には車椅子で施設の周りを散策するのですが、たっぷり半日かかります。

ウグイスの谷渡りが聞こえるのも珍しいことではありません。

隣接した住居区の建物も分譲型と自然型があり、

自然型はもともとの地形や木の伐採を必要最低限に制限して

建物が建てられていますので、見るだけでも十分楽しめます。

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緑が多いので「空気が美味しい」って感じることができます。

私の子供も吉備高原都市に引っ越してからたまに市内に買い物に行ったりすると

よく、「空気がくさい」と言っていました。

視野が広がり、遠くを見る機会が増えるために近視もすっかり治ってしまいました。

 

病棟の休憩室からみる景色も絶景でした。パノラマビューの感覚です。

通勤している時に季節によっては、

雲海を突き抜けて車を走らせることもありました。

 

朝早く目が覚めた時など、朝の霧が晴れて夜明けを迎える様子は、

不自由な体を一時忘れさせてくれるほど素晴らしいものです。 

リハビリはもちろんですが、吉備高原の自然には傷を癒やす力があると思います。 

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施設や自然環境にも恵まれていることに加えて

リハビリのスタッフや看護士さんや看護助士さんの人数も

通常の病院に比べて患者一人当たり

倍くらいの人数が配属されていると説明を受けました。

 

通常の診察に必要なスタッフはもちろんとして

専属のケアマネージャー、OT・PTは各4名、ST1名です。

 

さあ施設・自然環境・スタッフに恵まれたこの病院で

あらたなリハビリがスタートしました。