働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

医療保険を日額保障から実費保障への結論(損保会社の医療保険をすすめます)

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医療保険について自分の体験したことをレポートしてきました。

入院体験からわかったこと、感じたことは、

退院したあともずっと気になっていました。

おちついたら、自分で各社の保険を調べて

一覧にまとめ比較検討しようとまで思っていました。

  

そんな時、自家用車の保険更新時期になり、

子供達の免許取得により保険料が大幅にあがった為見直しの気持ちで、

以前からの知合いであった損保会社の方にお会いしました。

私に後遺症があった為、病気・入院の話になり、

偶然にも自分の感じた問題を解決する方法を提案してくださいました。

 

結論は、今の生命保険会社の考え方では、

私の感じたことの解決はおそらく困難ではないかと思います。

多額の保険料を払えば別ですが、

あくまでも通常のサラリ-マンが支払いできる範囲で考えてみました。

 

大事なことは、死亡するより生きていく方が、お金が必要だということです。

自分の病気でなく、愛する妻、子供達が回復困難な病気になり、

費用や情報不足で、高度先進医療や、痛みの少ない治療が受診できないなんてことになればこんなに悲しいことはありません。

生命保険の商品に問題があるのではありません。生保業界の考え方の相違です。

 

▼損保会社の考え方

わかりやすく、人間の体を車に置き換えて考えます。

車の修理と同じように「人間の体を治すために必要な費用(実費)を補償します」

と考えるわけです。

 

▼補償内容

・個室使用料(日額1万円くらいまで)の補償

・健康保険3割分の補償

・雑費(TVカードなど)の補償(日額3千円程度)

・高度先進医療費用の補償(ガンの場合300万円位まで)

・転院費用、その際の交通費の補償

セカンドオピニオン

 

病院は修理工場のようなものです。

私の懸念していた問題はこれでほとんどクリアーできます。

なぜ早く教えてくれなかったのと文句を言ったほどでした。

保険料も年齢によって変わりますが、私の子供の場合は若いので

上記の実費保障で3000円/月くらいでした。

 

あれから10年ですから、生保会社も新商品で対応していると思いますが、

損保会社の営業の方と話をしていて、

損保会社と生保会社は根本的に考え方が違うなと感じました。

同様の話を生保の営業の方にもしましたが、どうもピンとこなかったようです。

 

▼私の考える保険の組み合わせ

生命保険と医療保険は別物として考えた方がいいと思います。

  • 生命保険(終身200万円~300万円)+α(お子さんの成長に合わせて)
  • + 損保会社(実費保障)
  • + 県民共済

この組み合わせがベストなのではないかと思います。

 

これなら普通のサラリーマンが支払える範囲に収まり保障も安心できるものになると思います。

また、ご自身の年齢が若く、子供さんが小さい時には、

死亡した後の家族の生活に重点をおき、

子供さんが大きくなり、夫婦の生活習慣病等の可能性が高い年齢になれば

損保の医療保険で対応するように考えてはどうでしょうか。

 

私は、もう通常の保険には加入できませんので、

損害保険会社の癌のみの実費保障に加入しました。

 

元気で健康であることが最も大切なことですから、

自分自身が40代にはいれば、無理をせず健康に留意することが最も大切なことです。

しかしながら、男40代働き盛り、不幸にして大病を患った時には、

安心して健康を取り戻す医療を受けられることができれば、心強いかぎりです。

 

もちろん、1人1人の方で、経済状態、家族構成などで異なり、

私の考えが、全ての方に該当するとは、思っておりません。

病状も個別にいろんなケ-スが想定され、

全ての方にベストな保険を提案することはとても困難なことだと思いますが、保険業界に携わる方々が、生保、損保の枠を越え加入者に対して、

よりよい新しい商品を提案していただければと思います。

保険GATE

 

幸いにも、軽い後遺症で、こうして自分の考えをまとめることが出来ました。

お世話になった皆さまに深く感謝いたします。

また、私のつたない経験が少しでも皆様のお役にたつことができれば、

このうえない幸せです。

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平成18年に作成しました。