働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

笑顔の援助(リハビリ応援団)

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苦しいことも多かったリハビリです。

普通の日常生活がおくれないことの精神的なストレスも多々ありました。

どこまで回復できるのか先の見えない不安も大きかったです。

担当医の説明についても煮え切らない説明で不満でした。

 

そんな暗く沈みがちだった日々の中で

少しずつ明るく前向きな気持ちにさせてくれたのは、

女性のOTの方や若い看護婦さん達でした。

 

他の階に比べて一番明るい階では、なかったかと思います。

夜勤でしんどいと思われる時でも、やさしい雰囲気一杯で接してくれました。

・エンジェルナースと呼んでいたKさん

・血圧を計っているとき豪快なくしゃみをしたOさん。

改めて、笑顔の力に感心しました。

  

リハビリの最初の頃、ベットの上でウンウン唸っていたら

看護師さんに

「何をしているの?」と聞かれる始末です。

「リハビリに決まっているじゃあないですか」

「じゃあ手伝ってあげる」

とやさしく励ましてくれたりしました。

 

掃除担当の女性からは、

「昨日までとは、目の色が違う。きっとよくなるよ。

私は、何人も患者さんを見てるからわかるんよ。」ともいってくださいました。

 

妻も、指先の訓練の為にと、化粧品のパフを買ってきてくれたので、

いつも握るようにしていました。

 

OTでは、朝から若い女性と楽しく、おしゃべりしながら、

たくさん笑いながらリハビリができたのは確かです。

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 私の好きな言葉です。

お金がなくても誰にでもできることですが、

実際に行うことは難しいものです。 

無財の七施

  •  眼施(げんせ)優しいまなざし
  •  和顔悦色施(わかんえつじきせ)にこやかな微笑み
  •  言辞施(げんじせ)美しい言葉、優しい言葉 
  • 心施(しんせ)感謝のこころ、ありがとうという気持ち
  • 座施(しょうざせ)いろんな意味の席を譲る 
  • 房舎施(ぼうしゃせ)宿と食事の提供
  • 身施(しんせ)奉仕活動