リハビリ専門職の方のお世話になりました
車椅子での移動が容易になり
いよいよリハビリ室での
本格的なリハビリが始まりました。
午前中OT(作業療法士によるリハビリ)が1時間
午後 PT(理学療法士によるリハビリ)が1時間
両方とも1時間が標準で行われますから、
リハビリ室で1日2時間リハビリを行うことになります。
OTとかPTとか一般の方には、
耳なれない言葉だと思います。
最初は私もOT、PTって
何のことか全くわかりませんでした。
▼OT、PT、ST、ORTとは
医療従事者のうち職です。
国家資格に合格して、
医師の指示に基づいてそれぞれの分野の
リハビリをすすめていく専門職の方をさします。
作業療法士(OT)
理学療法士(PT)
言語聴覚士(ST)
視能訓練士(ORT)
この中で私が必要としたリハビリは
▼作業療法(OTによる訓練)とは
人々が日常生活を構成する作業に
参加できるように回復訓練をすることである
と書かれています。
具体的には、
・移動、食事、排泄、入浴等日常生活活動に関する訓練
・家事、外出等の訓練
・福祉用具の使用等に関する訓練
・退院後の住環境への適応訓練
・高次脳機能障害等に対する回復訓練
私は当初上肢の回復訓練がOTで、
下肢の回復訓練がPTだと思っていました。
日常生活における動作を
作業として考えているわけですね。それで納得です。
またOTでの回復状況によって、
帰宅してからの移動、入浴等に対して
住環境をどのように整備していけばいいのか
検討する必要があります。
当時はそんな意味はわからず、
ただ手と腕の訓練だろうと思っていました。(笑)
▼理学療法(PTによる訓練)とは
身体に障害のある者に対し、
主としてその基本的動作能力の回復を図るため、
治療体操その他の運動を行なうとともに電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。と書かれています。
下肢だけの回復訓練ではなかったのですね。(笑)
ここで少し疑問が、
「治療体操その他の運動」はわかるのですが、電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段については、ほとんど行われませんでした。
転院したリハビリ専門病院においても
設備はありましたが、
具体的な手段は行われていません。
幸い、私には必要ありませんでしたが、
言語・視能訓練(ST、ORTによる訓練)
が必要になってくる場合もあります。