働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

リハビリ専門職の方のお世話になりました

 

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車椅子での移動が容易になり

いよいよリハビリ室での

本格的なリハビリが始まりました。

午前中OT(作業療法士によるリハビリ)が1時間

午後 PT(理学療法士によるリハビリ)が1時間

両方とも1時間が標準で行われますから、

リハビリ室で1日2時間リハビリを行うことになります。

 

OTとかPTとか一般の方には、

耳なれない言葉だと思います。

最初は私もOT、PTって

何のことか全くわかりませんでした。

 

▼OT、PT、ST、ORTとは

医療従事者のうち職です。

国家資格に合格して、

医師の指示に基づいてそれぞれの分野の

リハビリをすすめていく専門職の方をさします。 

作業療法士(OT)

理学療法士(PT

言語聴覚士(ST)

視能訓練士(ORT

 

この中で私が必要としたリハビリは

作業療法理学療法です。

 

作業療法(OTによる訓練)とは

人々が日常生活を構成する作業に

参加できるように回復訓練をすることである

と書かれています。

具体的には、

・移動、食事、排泄、入浴等日常生活活動に関する訓練

・家事、外出等の訓練

福祉用具の使用等に関する訓練

・退院後の住環境への適応訓練

高次脳機能障害等に対する回復訓練

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私は当初上肢の回復訓練がOTで、

下肢の回復訓練がPTだと思っていました。

日常生活における動作を

作業として考えているわけですね。それで納得です。

 

またOTでの回復状況によって、

帰宅してからの移動、入浴等に対して

住環境をどのように整備していけばいいのか

検討する必要があります。

当時はそんな意味はわからず、

ただ手と腕の訓練だろうと思っていました。(笑)

 

理学療法(PTによる訓練)とは

身体に障害のある者に対し、

主としてその基本的動作能力の回復を図るため、

治療体操その他の運動を行なうとともに電気刺激、マッサージ温熱その他の物理的手段を加えることをいう。と書かれています。

 

下肢だけの回復訓練ではなかったのですね。(笑)

ここで少し疑問が、

「治療体操その他の運動」はわかるのですが、電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段については、ほとんど行われませんでした。 

転院したリハビリ専門病院においても

設備はありましたが、

具体的な手段は行われていません。

 

幸い、私には必要ありませんでしたが、

障害によっては、作業療法理学療法に加えて

言語・視能訓練(ST、ORTによる訓練)

が必要になってくる場合もあります。

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