働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

脳内出血・くも膜下出血と脳梗塞との違い

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脳梗塞脳出血くも膜下出血はまとめて脳卒中と呼ばれています。

医学的な違いでなく、患者側から知りたい違いをまとめてみました。

医学的な違いは、参考サイトで

http://no-kosoku.net/about/

 

脳血管障害患者数 総患者数148万人

脳卒中の患者のうち日本では4分の3を「脳梗塞」が占めています。 

 

▼予兆、前兆

脳内出血、くも膜下出血は予兆や前兆が少なく、

ある時、突然に発症(出血)することが多いようです。

私も、朝起きると気分が悪く休んで起き上がろうとしたとき発症しました。

 

会社の上司が会社で商談中に突然倒れました。

くも膜下出血でした。

この方は、50日間意識不明で3回開頭手術を受けましたが、

後遺障害は全くなく、完全社会復帰されました。

知り合いの奥さんも頭が痛いといって倒れそのまま亡くなりました。

40歳代だったと記憶しています。

同じく くも膜下出血出血でした。

 

発症する前日などに頭痛を感じる方もおられるそうですが、

私は特にそういった記憶はありません。

 

脳梗塞の場合は、

MRIでも発見できないくらいの細い血管が詰まったりすると

細かい手作業ができなくなった、言葉がしゃべりにくくなったなど

軽微な症状が現れることがあります。

それが脳梗塞の前兆だと気づき処置をうければ、

後遺障害などが少なく社会復帰できます。

芸能界の方などのケースが、よくニュースにでていますね。

 

私が入院していた時の同室の方も、

釣りが好きな方でしたが、

釣りの細工ができなくなったと言って入院されていました。

発見できないほどの毛細血管が

梗塞をおこしているのだろうという診断でした。

投薬治療を行い2週間くらいで、元気に退院していかれました。

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 ▼治療

脳内出血やくも膜下出血は、脳梗塞と比較した場合、

短時間で激しい症状を引き起こすことが多く、

出血の程度によって投薬治療で済ませる場合もあれば、

血腫を除去する必要があるため開頭手術を行うこともよく有ります。

 

私は投薬治療だけでしたが、開頭手術を行うということは

中程度以上の症状だと思われます。

 

脳梗塞の治療に関しては主に投薬治療が行われます。

「出血性塞栓」などを伴わない限り、手術になることはまず有りません。

 

いずれにしても脳梗塞の場合には、

本人や周りの人が小さい異変にすぐに気づくことが大切です。

脳内出血・くも膜下出血の場合は突発的ですので、

日頃からの血圧管理が大切になります。

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